遅漏の概要・問題点と彼氏・夫のために彼女ができること

遅漏は、自分の意志で射精をコントロールできず、射精に時間がかかる状態または射精まで至らない状態です。
射精まで何分以上かかるなどの明確な基準はありません。遅漏に悩む多くの方は、マスターベーションだと射精できます。
しかし、セックスだとマスターベーションのように射精できません。セックス時に射精できない状態を膣内射精障害といいます。

主な原因としては、以下の３つが挙げられます。

【遅漏の主な原因】

• 身体的要因
• 心理的要因
• マスターベーション

身体的要因としてペニスの異常、神経異常、内分泌異常などが挙げられます。
心理的要因は、過去の経験、子作りへの恐怖、ストレスなどです。

例えば、パートナーと上手く関係を構築できていないなども原因になりえます。
具体的には、マスターベーション中に、ペニスを強く握りすぎている、ペニスを壁や床に押し付けている、
手を早く動かしすぎている、膝をまっすぐ伸ばしているなどに該当すると遅漏になるリスクが高まります。
１～３つめが問題になる理由は強い刺激を加えないと射精できなくなるから、３つめが問題になる理由は同じ姿勢をとらないと射精しにくくなるからです。

遅漏は夫婦やカップルにさまざまな問題を引き起こします。
例えば、男性は射精まで時間がかかることや射精できないことにストレスを感じてセックスを避けるようになることがあります。
男性としての自信を失いEDになることも少なくありません。
夫や彼氏が遅漏の女性は、自分に女性としての魅力がないと思い込んでしまうことなどが考えられます。
この場合も、性行為を避ける原因になるでしょう。つまり、夫や彼氏が遅漏だと、セックスレスのリスクが高まるのです。

セックスレスにならなくても問題は生じます。
妻、彼女の気持ちとは無関係に、いつまでも挿入が続くセックスが毎回のように繰り返されると女性の負担になってしまいます。
負担が大きくなりすぎると、性の不一致で２人の関係は壊れてしまうでしょう。
遅漏は、妊活にも悪影響を及ぼす恐れがあります。膣内で射精できないと子どもを作れないからです。
勃起はしても射精はできない場合、体外受精が必要になるケースもあります。
遅漏の難しい点は、膣内で射精しなければならないなど、男性が焦ると余計に射精しにくくなることです。

以上の通り、遅漏は男女の間にさまざまな問題を引き起こします。夫や彼氏と良い関係を築くため、改善したいと考える妻や彼女は多いでしょう。
参考に、女性が遅漏の夫・彼氏のためにできることを紹介します。
お互いの悩みを共有することで、リラックスした状態でセックスに臨めるようになります。リラックスは遅漏改善の第一歩です。

遅漏の夫・彼氏とのセックスは辛いかもしれませんが、強く当たりすぎることはおすすめできません。
プレッシャーをかけると、今よりも射精しにくくなってしまうからです。相手が射精できない場合も、「射精にこだわらなくてよい」「私は満足している」など、できるだけ受容的に接しましょう。
男性が感じているストレス・プレッシャーを減らすことで、射精しやすくなる可能性があります。
接し方がわからない場合は、２人で専門医や臨床心理士のカウンセリングを受けてもよいでしょう。

セックス中に、これまでとは異なる刺激を夫や彼氏に与えることも有効です。
例えば、前戯の時間を長くして、挿入前に夫や彼氏の興奮を高めておくことが考えられます。
準備を整えてから挿入すれば、射精までの時間を短くできる可能性があります。あるいは、挿入中に夫や彼氏の性感帯を刺激してもよいでしょう。
首筋や耳などを刺激することで、挿入中の興奮を高められます。

遅漏の大きな原因の一つに間違ったマスターベーションがあります。
例えばマスターベーションをする時、ペニスを強く握りしめ、しごいたり、床などに擦り付けたりすることで、強い刺激でしか射精できなくなってしまいます。
これを改善するには、ペニスを弱い刺激でも感じられるようにすることが重要です。

ペニスを握る時、利き手ではなく、反対の手で弱く握り、最初は射精できなくても、それを繰り返すことで、弱い刺激でも感じられるようになることです。
また、オナホールなどのグッズを使ってみるのも良いかも知れません。また、薬局で販売されている精力剤のヨヒンビン製剤は遅漏に効果があるとの報告もあります。
遅漏で悩まれているときは、専門薬局に相談すれば、現状に合わせた提案をしてくれるはずです。

遅漏の概要と夫や彼氏のために妻や彼女ができる対策について解説しました。
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