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【早漏向け】射精をコントロールできない理由と対策方法

投稿日:2022年12月19日 / 更新日:2022年12月19日

早漏に悩んでいる、性行為の射精のタイミングを調整したいと考えている、そのような方のために、早漏の原因と射精のタイミングを自分の意思でコントロールする方法をご紹介します。この記事の情報を参考にすれば、射精するタイミングを自分でコントロールできるようになり、自信を持って性行為を楽しめるようになるでしょう。

目次

射精を我慢できない原因

挿入するとすぐに果ててしまう場合や射精を全くコントロールできない場合は早漏の可能性があります。早漏を簡単に説明すると、タイミングを全くといっていいほどコントロールできず、挿入前あるいは挿入後すぐに射精してしまい自身またはパートナーが深く悩んでいる状態です。早漏は原因により次の3種類に分類できます。

【種類】

  • 敏感性早漏
  • 衰弱性早漏
  • 心因性早漏

それぞれの概要は次の通りです。

敏感性早漏

若くて元気な男性や性行為の経験が少ない男性などに多く見られる早漏です。過敏性早漏と呼ばれることもあります。
ペニスの神経が鋭敏でわずかな刺激に反応してしまうことが主な原因です。例えば、女性から軽く愛撫されただけで射精してしまう、挿入しただけで射精してしまうなどが考えられます。
通常であれば射精するほどではない刺激で射精してしまう点がポイントです。
以上の特徴があるため、経験を積むと射精をコントロールできるようになることがあります。ちなみに、仮性包茎も敏感性早漏の原因になりえます。亀頭が包皮に覆われているため、わずかな刺激に反応しやすいからです。

また中高年で多くみられる敏感性早漏は、勃起が不十分なため、亀頭部の感受性が高まり、短時間で射精してしまうケースです。通常、勃起がビンビンの状態(亀頭が張った状態)だと亀頭部の感受性は鈍くなりますが、半勃ち等、勃起が不十分だと亀頭部は敏感になります。
結果的に早漏ぎみになってしまいます。

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衰弱性早漏

中高年(主に40代以降)に多い早漏です。男性ホルモンの分泌が低下して、射精をコントロールしている筋肉が衰えることにより引き起こされます。

射精を我慢しにくくなるため、意図しないタイミングで射精しやすくなります。精子が勢いよく飛ばなくなる点も特徴です。
男性ホルモンの分泌量のほかでは、運動不足もかかわっている可能性があります。例えば、デスクワーク中心の生活を送っていると、男性機能に関わる筋力が衰えてしまいます。これにより、引き起こされることも考えられます。
基本的には40代以降に多い早漏ですが、20代・30代も気を付けたいといえるでしょう。

心因性早漏

性行為に対する緊張や不安で引き起こされる早漏です。これらの感情を抱いていると交感神経が優位になります。
交感神経は興奮などをもたらす自律神経です。この神経が優位になると絶頂に達しやすくなります。

緊張や不安の原因はさまざまですが、以前の性行為で早く射精してしまった経験、性行為の経験不足、パートナーとの関係性(例えば初めて関係を結ぶ)などが考えられるでしょう。また、仕事の問題など、性行為と全く関係のないストレスが原因になることもあります。ちょっとしたきっかけで、誰にでも起こりうる問題です。

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射精の我慢方法

どのような原因にせよ、射精をうまくコントロールできないと悩んでしまう方が多いでしょう。ここからは、射精を我慢するため取り組んでみたい方法を紹介します。

挿入後すぐに動かない

一般的に、挿入後しばらくはペニスが敏感になっているといわれています。このタイミングで激しく動くと、意図しないタイミングで射精してしまうかもしれません。一呼吸おいて膣の感覚に慣れてから、様子を見つつゆっくりと動きましょう。

ポイントは、挿入してからしばらくは刺激を加えないことと挿入を意識しすぎないことです。射精したらどうしよう、すごく気持ちよいなどと考えると、興奮が高まりやすくなります。別のことを考えて意識をそらすとこのような状態を避けやすくなります。すぐに動かないと格好悪いと思うかもしれませんが、そのようなことはありません。スローな性行為を楽しむ女性はたくさんいます。愛情を表現する時間などに活用してみてはいかがでしょうか。

厚めのコンドームの使用

刺激に敏感な方には、厚めのコンドームの使用がおすすめです。刺激が伝わりにくくなるため、射精をコントロールしやすくなります。

また、厚みが増すことで、自信をもって性行為に臨める面もあるでしょう。不安や緊張の解消に役立つ可能性があります。コンドームの厚みはメーカーにより異なりますが、最薄レベルとされているものが0.01mm、最厚レベルとされているものが0.1mm台です。一般的に、最薄レベルと最厚レベルの使用感は異なるといわれています。

具体的には、薄い皮を挟んでいるような感覚と表現されることが少なくありません。厚めのコンドームを使用して、動き始めるタイミングを工夫すれば、射精のタイミングをコントロールできる可能性があります。

正しくないオナニーをやめる

誤ったオナニーを日常的に繰り返していると早漏になる恐れがあります。代表的な方法といえるのが短時間で射精するオナニーです。時間の無駄などと考えて、効率の良いオナニーを繰り返しているとすぐに射精することを脳が覚えてしまいます。

したがって、肝心なときに射精をコントロールできなくなってしまうのです。あるいは、お尻に力を入れずオナニーしている方も注意が必要です。

勃起や射精に関わる筋肉が衰えてしまうため、同じ問題を抱える恐れがあります。リラックスした状態でオナニーをすることは重要ですが、脱力しきった状態はおすすめできません。お尻に力を加えた状態を維持しましょう。

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副交感神経系を高めるツボを押す

勃起と射精では、優位になる自律神経が異なります。勃起はリラックスしているときに優位になる副交感神経、射精は興奮しているときに優位になる交感神経が関わっています。したがって、意図しないタイミングで交感神経が優位になることを防げれば射精をコントロールできる可能性があります。

とはいえ、自律神経を自分の意志で切り替えることはできません。そこで試してみたいのが、自律神経を整えるとされているツボを刺激することです。

具体的には、爪の生え際から2mm程度下にある井穴(セイケツ)が効果的といわれています。このツボは両手のすべての指にあるので、親指と人差し指で挟んで気持ちよい程度に揉みます。性行為の前に試してみるとよいかもしれません。

下記の記事では勃起機能に関連するツボについて、さらに詳しく解説しています。
興味のある方はぜひご覧ください。

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早漏を改善する方法

早漏を改善するための効果的な方法をご紹介します。これらの取り組みを続けることで、早漏の症状を改善できます。それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

セマンズ法

パートナーと一緒に取り組むトレーニングです。具体的には、パートナーから段階的にペニスを刺激してもらいます。

第1段階は手・第2段階はローションをつけた手・第3段階は膣の刺激です。
各段階とも「射精しそうになったら刺激をやめる」を3回程度繰り返してから射精します(刺激に慣れてから次の段階へと移る)。

この作業を繰り返すことにより、射精しそうになる感覚や射精を我慢するコツを身に着けられます。注意点は、パートナーに大きな負担をかけてしまうことです。

協力してくれることに感謝しつつ、パートナーも満足させる必要があります。独りよがりなトレーニングにならないように気を付けましょう。

スクイーズ法

男性一人で取り組めるトレーニングです。セマンズ法よりもハードルは低いといえます。具体的な手順は次の通りです。

【手順】

  1. オナニーをして射精しそうになったら動きをとめて我慢する。
  2. 深呼吸で興奮を鎮める。
  3. 1と2を数回繰り返してから射精する。

以上のトレーニングにより、射精しそうになる感覚などを身につけられます。ポイントは、亀頭を刺激することと普段より時間をかけてオナニーすることです。射精を我慢しきれないときは、亀頭の付け根部分を圧迫します。ただし、強く圧迫しすぎることはおすすめできません。

スクイーズ法は有効な手法ですが、やり過ぎには注意が必要です。
下記ではより詳細に効果と注意点について解説していますのでぜひご覧ください。

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早漏対策に用いられているスクイーズ法の概要とメリット・デメリット

ケーゲル体操

ケーゲル体操は、勃起力アップや射精のコントロールに効果があります。加齢とともに筋力が落ちることで発生する「衰弱性早漏」の改善に効果が見込めます。この方法は、妊婦の尿失禁予防を目的に開発されたものですが、男性にとっても効果が期待できるトレーニング方法です。具体的な方法は以下の通りです。

  1. ゆっくりと呼吸しながら、肛門を締める
  2. 肛門を締めた状態を10〜20秒キープする
  3. ゆっくりと肛門を緩め、約40秒間リラックスする
  4. 1〜3の動作を10回繰り返す

上記の流れで1セットを行い、1日3〜10セットを目安にトレーニングを続けましょう。これを続けることで、勃起力アップや射精のコントロールができるようになり、早漏も改善できます。

早漏治療薬の服用

早漏治療薬の服用も効果的な対策です。ここでは、2つのパターンの早漏治療薬について詳しく見ていきましょう。

まず1つ目は、セロトニンの量を増加させることで、興奮状態になることを抑えて、射精に到達するまでの時間を長くすることを可能にする早漏治療薬です。服用してから1〜1時間半ほどで効果が出るものが多く、効果は平均して2〜5時間持続します。また、食事の影響を受けないため、単体で服用できるのが大きなメリットです。

2つ目は早漏防止用のスプレーです。局所麻酔薬を主な成分としたもので、麻酔効果を活用して感度を鈍くするため、射精するまで長い時間がかかります。使用方法は簡単で、ペニスに吹きつけ、10〜20分ほど浸透させてからシャワーなどで軽く洗い流します。効果の持続時間は平均して2時間程度です。ただし、洗い流さずに挿入した場合、相手の感度が落ちる可能性があるので注意してください。

ED治療薬の服用

ED治療薬の服用も、早漏の治療に効果が見込めます。8週間服用した男性の場合、平均挿入時間が3.9分延長したという研究結果があります。さらに、服用を中止してから4週間経過後も、症状の改善が続いたことが確認されているので期待値が高い方法です。
ただし、早漏やEDに対する治療薬の使用は、医師の診察と適切な処方に基づいて行うべきです。自己判断での服用は避け、医療機関で専門家の処方を受けるようにしましょう。

包茎治療

包茎とは、勃起時に亀頭が完全に露出しない状態のことです。この状態は、過敏性早漏の原因となる可能性が高いです。一般的な包茎の治療法は、余分な包皮を切除して縫合する手術が一般的で、局所麻酔を使用して20〜30分程度で完了します。
最近では、切除や縫合を伴わない包茎治療も行われています。薬剤を使用して包皮を緩めていく治療法で、切除や縫合を好まない患者さんに最適です。

どの治療法を選択するかは、本人の意向や症状の程度によって異なり、専門医のアドバイスを受けながら、最適な治療法を検討すると良いでしょう。

性行為中の対策

続いて、性行為中に試してみたい対策を紹介します。

深呼吸でリラックスする

射精しそうになった時に深呼吸して気持ちをリラックスさせると、射精せずに興奮を抑えることができます。また、挿入直後は動かさずに待つのも簡単で効果的な方法です。どうしても、最初の刺激は強く感じてしまいがちですが、その時に動きを抑えることで、ペニスが刺激に慣れていき、早めに射精してしまうのを防げます。

骨盤底筋に力を入れる

骨盤底筋に力を入れるのも簡単にできる対策です。挿入している間は、意識して力を入れましょう。日頃から骨盤底筋を鍛えておくことで、意識して力を入れやすいです。射精しそうになってきたら、肛門や骨盤底筋を意識して力を入れることで、射精を抑えられます。

前戯に時間をかける

前戯に時間をかけることで、お互いの満足度を高めながら対策が可能です。前戯から挿入して射精するまで短い時間で済ませてしまうと、女性側の満足度が低くなる可能性があります。一方で、前戯に時間をかけて丁寧に行うことで、女性の満足度は高まります。さらに、前戯中に勃起状態を維持することで、射精までの時間を長くすることも可能です。

早漏だと伝える

「すぐに射精したらどうしよう」などと悩んでしまう方は、パートナーに早漏であることを打ち明けるとよいでしょう。例えば「頑張るけど、すぐにイッてしまうかもしれない。満足させられなかったらごめんね」などが考えられます。勇気を要しますが、パートナーに受け入れてもらえると安心して性行為を行えるようになります。また、受け入れてくれたパートナー、打ち明けてくれたパートナーに対する信頼感も高まるはずです。パートナーと一緒に行うトレーニングにつなげやすい点も見逃せません。

意識を切り替える

性行為に集中しすぎると、射精をコントロールしにくくなってしまいます。必要以上に興奮が高まり刺激に敏感になってしまうからです。性行為から意識をそらすと射精をコントロールしやすくなります。定番の方法といえるのが、無関係な事柄を思案することです。例えば、性行為中に難易度の高い暗算をしてみる、視聴中のドラマを振り返ってみる、一昨日の食事を思い出してみるなどが考えらえます。基本的には、性行為と関係がないものほど効果的です。

体位の変更

「このままだと射精してしまう」と感じたタイミングで体位を変えてみることもおすすめです。気持ちが落ち着くうえ刺激も変わるため、射精をコントロールしやすくなります。このタイミングで深呼吸すると興奮を沈めやすいはずです。また、男性が射精をコントロールしやすい体位も存在します。例えば、座位は深く挿入しにくいうえ男性が主導権を握りやすいためおすすめです。自分が安心できる体位を見つけておくとよいかもしれません。

早漏の予防方法

その時だけの対処法だけでなく、長期的な予防方法を知ることが大切です。ここでは、早漏の予防と改善につながる具体的な方法をご紹介します。

食生活を見直す

早漏を予防するには、食生活に気をつけることが大切です。とくに、セロトニンを効率的に生成するトリプトファンや、エネルギー源となる炭水化物を積極的に取り入れるようにしましょう。トリプトファンが豊富な食べ物としては、バナナ、卵、赤身肉、大豆製品、乳製品、ナッツ類などが挙げられます。一方、炭水化物を効率的に摂取できる食べ物には、穀物類、麺類、芋類などがあります。さらに、一般的に「精力がつく」と考えられている牡蠣やうなぎなども、男性ホルモンの分泌を促す効果が期待できるため、早漏予防に役立つでしょう。これらの食べ物を組み合わせて、バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。

睡眠の質を高める

十分な睡眠時間と質を高めることは早漏症状の改善に役立ちます。睡眠不足は、ストレスを感じやすくなり、自律神経の乱れにつながります。これにより、早漏のリスクが高まるという仕組みです。
また、陰茎は筋肉によって構成されており、射精のコントロールに関わる骨盤周りの筋肉は、十分な栄養と睡眠による細胞の修復がなければ、その機能を発揮できません。したがって、適切な睡眠時間と質の確保は、陰茎の機能を最大限発揮させ、早漏症状の改善につながります。
個人差はありますが、朝起きた時に眠気が残らず、日中眠気を感じずに活動できるレベルの睡眠が望ましいでしょう。

早漏でも射精はコントロールできるようになる

いかがだったでしょうか。この記事では、射精のコントロールに関する対処法をご紹介しました。まず、パートナーに相談することが大切です。信頼関係を築き、お互いに理解し合うことで、適切な解決策を見つけやすくなるでしょう。また、射精を我慢しやすい体位を見つけるなど、実践的な対策にも取り組むと良いでしょう。

さらに、専門家に相談することがおすすめです。あかひげ薬局は、35年以上の実績を持つ精力剤の専門店として知られています。経験豊富な専門家が適切なアドバイスを提供します。お困りの方は、お気軽にご相談ください。

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

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