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40代が注意したいED(勃起不全)の原因と取り組みたい対処法

投稿日:2023年3月8日 / 更新日:2023年3月8日

EDは勃起機能が低下した状態です。「40代になってから以前のように勃起しなくなった」などと悩んでいる方もいるでしょう。この記事では、EDに悩む40代の割合、考えられる原因、試してみたい対処法などを紹介しています。気になる方は、参考にしてください。

目次

ED(勃起不全)とは?

EDは「Erectile Dysfunction」の頭文字をとった略語です。日本語で「Erectile」は「勃起性の」、「Dysfunction」は「機能障害」などの意味になります。
したがって、EDは勃起不全・勃起障害などと訳されます。具体的には、以下のいずれかにあてはまり、満足な性行為を行えない状態です。

【定義】

  • 十分に勃起しない
  • 勃起するものの維持できない
  • これらの状態が持続、または再発する

例えば、性的な刺激を受けても反応しない、反応するものの途中で萎えてしまうなどが考えられます。
ポイントは、十分な硬さにならない場合や挿入すると萎えてしまう場合、何度かに1回の頻度で失敗する場合もEDに含まれることです。

一般的なイメージよりも、幅広い状態を指します。自分は含まれないだろうと思っている方も注意が必要です。

40代のED(勃起不全)の状況

40代でEDに悩まれている男性はどれくらいいるのでしょうか。
有病者割合を調べた調査として、浜松第一クリニックが20~79歳の男性6,000名を対象に実施(インターネット集計。2022年8月17~19日)した「日本のED(勃起不全)有病者数調査2022」があげられます。[1]

同調査によると、40~44歳で中等度ED以上に分類された男性の割合は10.2%(540名中55名)、45~49歳で中等度ED以上に分類された男性の割合は13.4%(640名中86名)です。ここでいう中等度EDは、10回中4~6回の割合で性行為に十分な勃起を得られて維持もできる状態を指します。

ちなみに、40~44歳における軽度EDの割合は11.7%(540名中63名)、軽度から中等度EDの割合は8.0%(540名中43名)、45~49歳における軽度EDの割合は13.4%(640名中86名)、軽度から中等度EDの割合は10.2%(640名中65名)です。

40代男性のED(勃起不全)の自覚症状

40代の男性は、どのような症状を自覚しているのでしょうか。

やや古いデータになりますが、この点については30~79歳の既婚男女10,300名(男性5,500名・女性4,800名)を対象に実施(郵送アンケート。2000年4月)した「勃起障害及びその治療に関する一般市民意識調査」を参考にできます。 [2]

同調査によると、40~49歳男性におけるED自覚者は19.1%です。自覚症状の割合は次のようになっています。

【自覚症状】

  • 勃起するが、すぐ萎えて挿入できないことがある:14.0%
  • 勃起できず性交が不可能なことがある:3.4%
  • 勃起せず性交ができないことが多い:1.7%

EDは、どのような原因で引き起こされるのでしょうか。

40代に多いED(勃起不全)の原因

EDはさまざまな原因で引き起こされます。40代に多い原因として次のものがあげられます。

加齢によるテストステロンの減少

最も重要な危険因子と考えられているのが加齢です。
過去に行われた複数の調査で、EDの罹患率は年齢とともに上昇することが明らかになっています。

加齢と関わりが深いとされているのが男性ホルモン(テストステロン)です。

このホルモンは、勃起に関わる神経・血管・海綿体組織の正常な働きを維持していると考えられています。しかし、分泌量は20代後半から少しずつ低下します。

分泌量が一定以下になると、勃起不全、性欲減退、イライラ、倦怠感などを主な症状とする男性更年期障害を引き起こす恐れがあります。

>>>関連記事
テストステロンとED(勃起不全)の関係とテストステロンの増やし方

高血圧や動脈硬化などによる血管障害

動脈硬化も、40代が気を付けたいEDの原因です。

具体的には、血管が弾力性を失った状態を指します。

血管が拡張しにくくなるため、勃起に必要な血液をペニスへ送り込めなくなります。動脈硬化の危険因子はさまざまですが高血圧もそのひとつです。
これにより血管が厚く・硬くなってしまいます。

ペニスの血管は非常に細いため、動脈硬化の影響を受けやすいとされています。EDの症状が現れている40代は、高血圧や動脈硬化にも注意が必要です。

肥満・メタボ・生活習慣病

肥満もEDの危険因子です。過去に行われた研究の中には、関連を示唆するものがあります。中年になると老化現象で筋肉量が減少して基礎代謝が低下することにより太りやすくなるため注意が必要です。

また、中年以降に多い生活習慣病にも気を付けなければなりません。EDと関わりが深い生活習慣病として糖尿病があげられます。高血圧・動脈硬化も生活習慣病のひとつです。ちなみに、肥満は多くの生活習慣病の危険因子でもあります。

重責・過労・ストレス

40代は仕事や家庭生活で、心身に大きなストレスがかかりやすい年代です。

過労やストレスが原因となりEDを発症することやこれらと肥満・生活習慣病などが重なりEDを発症することがあります。
例えば、仕事で頭がいっぱいで性行為に集中できない、パートナーとの関係が悪化して性欲がわかないなどが考えられるでしょう。

40代のED(勃起不全)の具体的な悩み

40代の男性は、EDでどのような悩みを抱えているのでしょうか。代表的な悩みを紹介します。

行為の途中で中折れしてしまう

身近な悩みのひとつといえるのが、性行為で勃起はするものの挿入すると射精する前に萎えてしまうことです。

この状態を、一般的に中折れといいます。中折れの主な原因は加齢の影響です。
年齢を重ねると、勃起を持続できる時間は短くなる傾向があります。
EDではないと考える人もいますが、中折れもEDの症状のひとつです。最後まで性行為を行えないため、男性を悩ませる原因になりえます。

>>>関連記事
中折れの年齢層別原因と原因別の対処法

オナニーでも硬くない

40代に多い悩みとして、20代・30代のように硬くならないこともあげられます。
オナニーでペニスを握ったときに衰えを感じる男性が多いようです。改善するためペニスを強い力で握ったり手を素早く動かしたりする方もいますが、このような対策はおすすめできません。

実際の性行為とかけ離れた刺激を加えることで、状況を悪化させてしまうことがあるからです。オナニーは、優しい力でゆっくりと行いましょう。

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40代のEDの対処法

40代の男性は、EDとどのように向き合えばよいのでしょうか。試してみたい対処法を紹介します。

ED治療薬による改善

基本の対処法といえるのがED治療薬の服用です。血管を拡張させる働きをもつため、性的刺激を受けたときに勃起をサポートしてくれます。ポイントは「性的刺激を受けたときに勃起を助ける」ことです。
したがって、服用により性欲が高まることや刺激とは無関係に勃起することはありません。ED治療薬は医療機関で処方してもらえます。ネット通販(個人輸入)は、粗悪品や偽造品が混ざっているため利用を控えましょう。

精神科薬物療法・心理療法

精神的な問題もEDの原因になりえます。このようなケースでは、ED治療薬に加えて心理療法を行うことがあります。
心理療法は対話などを通して、問題の解決や自己変容などを促す取り組みです。あるいは、抗うつ剤などを用いるケースも少なくありません。

ただし、抗うつ剤のなかには、EDに悪影響を与えるものがあります。したがって、精神症状の治療を優先してからED治療を行うことも考えられます。

運動不足解消・生活習慣改善

運動不足と肥満の解消はEDの改善や予防につながる可能性があります。
自分でできる対策を探している方は、運動不足の解消・生活習慣の改善に取り組むとよいかもしれません。

おすすめの運動としてあげられるのが、ジョギングをはじめとする有酸素運動です。体力が低下している40代男性は、無理のない範囲から始めるとよいでしょう。ただし、即効性は期待できません。根気強く取り組む必要があります。

ストレスの軽減を行うため工夫

心身にかかる過度なストレスはEDの原因になりえます。したがって、ストレスを軽減する取り組みも予防・改善には有効です。例えば、仕事の取り組み方を見直す、業務の効率化を進める、家族関係を改善するなどが考えられるでしょう。もちろん、趣味に没頭できる時間を作ってストレスを発散するなどもおすすめです。日々のストレスを上手にマネジメントしましょう。

EDに悩む40代はあかひげ薬局にご相談を

この記事では、40代におけるEDの対処法などを解説しました。過去の調査によると、40代にとってEDは身近なトラブルです。主な原因は、加齢の影響、生活習慣病、ストレスなどといえるでしょう。症状が重くなると、パートナーとの関係に亀裂が入るかもしれません。お困りの方は、精力剤専門の薬局として35年以上の歴史がある「あかひげ薬局」へご相談ください。
お話をおうかがいしたうえで、1人ひとりに合わせたご提案をさせていただきます。

[1]出典:浜松第一クリニック「日本のED(勃起不全)有病者数調査2022」
https://www.hama1-cl.jp/internet_research/japan_ed_survey2022.html
[2]出典:日泌尿会誌92巻7号「勃起障害及びその治療に関する一般市民意識調査」博慈会記念総合病院泌尿器科,日本大学医学部付属駿河台病 院泌尿器科,東邦大学医学部泌尿器科学第一講座, 聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室 白井將文 滝本至得 石井延久 岩本晃明
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnjurol1989/92/7/92_7_666/_pdf/-char/ja

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

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