男女別セックスの満足度と満足度を高める方法

あなたはパートナーとのセックスに満足していますか？

セックスの満足度を確かめるため、いくつかの調査を参考にできます。代表的な調査といえるのが、20～34歳の女性500名（平均年齢27.3歳）を対象に実施した「モア・リポート2021」です。この調査によると、パートナーとのセックスに対する満足度は次の通りです。[1]

満足度	割合
満足	32.3％
どちらとも言えない	24.6％
やや不満	22.3％
かなり満足	13.8％
かなり不満	6.4％
その他	0.6％

「かなり満足」と「満足」の合計は46.1％、「かなり不満」と「やや不満」の合計は28.7％です。以上から、パートナーとのセックスに満足している女性が多いことがわかります。

では、男性はどのように感じているのでしょうか。男性の満足度を調べた調査として、株式会社TENGAが20～50代の男女800人を対象に実施した「フェムテックとセクシャルウェルネスに関する意識調査」があげられます。同調査の結果は次の通りです。[2]

満足度	男性	女性
満足感を得られて楽しめている	21.7％	9.8％
どちらかと言えば、満足感を得られて楽しめている	36.1％	29.0％
どちらかと言えば、満足感を得られておらず楽しめていない	16.9％	18.6％
満足感を得られておらず楽しめていない	8.0％	14.9％
どちらでもない、そもそもセックスをしていない	17.3％	27.7％

「満足感を得られて楽しめている」と「どちらかと言えば、満足感を得られて楽しめている」の合計は57.8％（女性は38.8％）、「満足感を得られておらず楽しめていない」と「どちらかと言えば、満足感を得られておらず楽しめていない」の合計は24.9％（女性は33.5％）です。セックスの満足度は男性のほうが高いといえるでしょう。

男女別セックスで満足できない理由

以上の調査によると、セックスに不満を抱えている人の割合は男性24.9％、女性28.7％（または33.5％）です。この値の評価は人それぞれですが、ある程度の割合はセックスに満足できていないといえるでしょう。どのような理由で不満を感じているのでしょうか。

男性

中高年の男性に多い理由として「セックスに新鮮味を感じられない」があげられます。長年連れ添ってきたため、ときめきを感じにくくなっているといえるでしょう。特に、子どもができるとこの傾向は強くなります。パートナーを、家族として捉えるようになるからです。

「パートナーが一緒にセックスを楽しんでくれない」もよくある理由です。女性の気持ちが乗っていないと冷めてしまう男性は少なくありません。

以上のほかでは、性欲の衰えやED(勃起障害)も満足度を低下させる理由になっています。例えば、EDに悩まされていると十分に勃起しない、または十分な勃起を維持できないため、セックスを楽しみたくても楽しめません。男性にとっては深刻な悩みといえるでしょう。
▼こちらの記事では彼氏、夫がEDになったときパートナーができることについて解説した記事になります。
彼氏や夫がEDになったときにパートナーができること

女性

女性に多い理由として「前戯が短い」があげられます。女性を満足させずに挿入しようとすると女性の満足度は低下する傾向があります。
「雰囲気を作れない」ことも、満足度を低下させる理由になりえます。雰囲気が悪いとセックスに集中しにくいからです。女性は男性以上に雰囲気を大切にする傾向があるため注意が必要です。
以上のほかでは「性交痛」でセックスを楽しめないことも少なくありません。一般社団法人日本家族計画協会が実施した「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ2020」によると、セックスで痛みを感じた経験がある女性の割合は62.4%です。[3]痛みを感じる女性の割合は若年層ほど高くなっています。性交痛の原因は、経験不足、潤い不足などさまざまです。

男性と女性とではセックスへの満足度が違う？

一般的に男性と女性では、セックスにおける満足の尺度が異なるといわれています。最も大きな違いは、男性は身体の満足、女性は心の満足を求める傾向があることです。このことは、「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ2020」で示されています。「あなたがセックスをする目的は何ですか。」との問いに、男性の69.8％が「性的な快楽のため(1位)」、女性の56.5％が「愛情を表現するため（1位）」と回答しています。[4]男性は主に性欲を満たすため、女性は主に愛情を感じるためセックスをしているといえるでしょう。以上の違いを理解しておくと、パートナーを満足させやすくなるはずです。

セックスの頻度

男女ともセックスの頻度も満足度を左右する要因です。どれくらいの頻度であれば理想的といえるのでしょうか。「モア・リポート2021」によると、理想のセックス頻度は次の通りです。[5]

頻度	割合
週1回	39.7％
週2回以上	20.6％
2週に1回	19.5％
月1回	11.1％

実際のセックス頻度は次のようになっています。

頻度	割合
週1回	19.2％
週2回以上	18.2％
2週に1回	16.4％
月1回	13.5％

週1回以上を求めている女性の割合は60.3％です。しかし、実際に週1回以上の割合でセックスをしている女性は32.7％しかいません。この点も、女性がパートナーとのセックスに不満を抱える理由といえるでしょう。ちなみに、2022年1月に結婚情報サイト「ゼクシィ」が実施した調査（20～40代の既婚女性300名を対象）によると、セックスの頻度は同居年数とともに低下する傾向があります。

セックスの満足度を高める方法

ここからはセックスの満足度を高める3つの方法を紹介します。

時間を大切にする

セックスの満足度は、2人の時間を大切にすることで高められる可能性があります。ゆったりと時間を使うことで、十分なスキンシップをはかり気持ちを高めやすくなるからです。また、性欲を処理するためセックスしている印象を与えにくくなる点もポイントです。ちなみに「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ2020」によると、1回のセックスにかける平均時間は男性31.0分、女性29.1分です。この時間を目安に、セックスを行ってみてはいかがでしょうか。

前戯を大切にする

前戯の有無もセックスの満足度に大きな影響を与えます。前戯を省くと、性欲を満たすためセックスをしているなどの印象を与えるため男性は注意が必要です。自分勝手なセックスは女性の気持ちを冷めさせてしまいます。

同様に前戯の質も重要です。丁寧に行えば早漏であっても女性を満足させやすくなります。ポイントは、コミュニケーションを図ってパートナーの好みを理解しておくことです。パートナーのために前戯を行えば満足度を高められます。
▼こちらの記事では、遅漏の原因と対処法について解説した記事になります。
遅漏になる原因と改善方法を解説

精力剤を使う

老いを感じている男性は、精力剤を試してみるとよいかもしれません。いつもと異なる取り組みを行うことで、新たな自分と出会える可能性があります。例えば、自信をもってセックスに臨めるなどが考えられるでしょう。ポイントは、納得できる精力剤を選ぶことです。妥協しないことで、精神面から自分を後押しできます。

セックスの満足度は工夫次第で高められる

セックスの満足度について解説しました。男女ともセックスに不満を抱えている方は一定の割合で存在します。パートナーとのセックスに満足していなくても、それほど悩む必要はありません。セックスの満足度は、コミュニケーションを図ることやお互いを思いやることで高められます。年齢を感じている男性は、精力剤を試してみることも可能です。自分に合っているものがわからない方は、精力剤専門の薬局として35年以上の歴史があるあかひげ薬局にご相談ください。専門知識を活かして、お悩みに合わせたご提案をさせていただきます。

[1] [5]出典：MORE「セックスの本音。満足している人は3割程度【モア・リポート2021】」
https://more.hpplus.jp/love/morereport/70906/1/
[2] 出典：月刊TENGA45号「フェムテックとセクシャルウェルネスに関する意識調査」
https://www.tenga.co.jp/topics/wp-content/uploads/sites/6/2022/06/%C3%A6%C2%9C%C2%88%C3%A5%C2%88%C2%8ATENGA_%C3%A3%C2%83%C2%95%C3%A3%C2%82%C2%A7%C3%A3%C2%83-%C3%A3%C2%83%C2%86%C3%A3%C2%83%C2%83%C3%A3%C2%82%C2%AF%C3%A5%C2%8F%C2%B7-2.pdf
[3][4]出典：一般社団法人日本家族計画協会が実施した「第4回【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ2020」
https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/summary.pdf