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朝立ちしなくなった原因と気を付けたい勃起障害のリスク

「最近、朝立ちしなくなった気がするけどどうしてだろう」などと考えていませんか。原因はさまざまですが、そのままの状態で放っておくことはおすすめできません。勃起障害の前兆として現れている恐れがあるからです。この記事では、朝立ちしない原因と気を付けたいリスク、朝立ちのセルフチェック方法などを解説しています。変化にお悩みの方は参考にしてください。

目次

朝立ちのメカニズム

いわゆる朝立ちの正式名称は夜間勃起現象です。この現象は、性的刺激の有無にかかわらずレム睡眠中に勃起することを指します。レム睡眠と連動する理由は、副交感神経が優位になるからです。これにより、ペニスに大量の血液が流れ込み勃起します。

私たちの睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠にわかれます。レム睡眠は浅い眠りといわれる睡眠段階です。眼球がせわしなく動くことと骨格筋の活動が低下することを特徴とします。身体が休み、脳が活動している睡眠段階といえるでしょう。夢を見ている人が非常に多い点も特徴としてあげられます。

レム睡眠とノンレム睡眠の周期は90~120分です。つまり、私たちは1回の睡眠で何度かレム・ノンレム睡眠を経験しています。この間に何度か夜間勃起もしていると考えられます。勃起が起きたときに目覚めると朝立ちになります。

朝立ちの年齢別頻度

年齢を重ねてテストステロンの分泌量が低下すると勃起しにくくなります。朝立ちしなくなったと感じている方は年齢の影響を考慮しなければなりません。ここでは、日本老年医学雑誌45巻3号を参考に年齢と朝立ちの関係を解説します。

20代・30代の平均的な朝立ちの頻度

30歳未満の男性は、過半数が2日に1回以上の頻度で朝立ちに気づいています。「いつも気づく」の割合は17.8%、「しばしば気づく」の割合は29.7%、「2日に1回は気づく」の割合は18.2%です。「全く気づかない」は1.2%しかありません[1]。

30代男性も、過半数が2日に1回以上の頻度で朝立ちに気づいています。ただし、30代後半になるとその割合は低下します。「いつも気づく」の割合は12.6%、「しばしば気づく」の割合は24.6%、「2日に1回は気づく」の割合は17.7%です。30歳未満よりも、その割合は10.8%も低下しています[2]。

40代・50代は割合が低下

40代に入ると、同頻度で朝立ちに気づく男性の割合は50%以下になります。例えば、40代前半における「いつも気づく」の割合は12.0%、「しばしば気づく」の割合は17.4%、「2日に1回は気づく」の割合は18.5%です(合計で47.9%)。[3]

もちろん、50代男性も同様です。2日に1回以上の頻度で朝立ちに気づく男性の割合は、50代前半が35.9%、50代後半が38.6%となっています。[4]

60代・70代は全く気づかない割合が増加

同頻度で朝立ちに気づく60代前半男性の割合は50代よりも増えています。具体的には、44.7%が朝立ちに気づいています。一方で、60代後半の割合は50代よりも低くなっています。この年代から朝立ちに全く気づかない男性の割合が大きくなっている点もポイントです。60代後半では9.8%の男性が朝立ちに全く気づいていません。[5]

70代以降も朝立ちに全く気付いていない男性の割合が高くなっています。70代前半の割合は17.2%、70代後半の割合は24.4%です。ただし、朝立ちが起きないわけではありません。朝立ちに「ときどき気づく」男性の割合は70代前半で36.1%、70代後半で28.3%もいます。[6]

出典: 日本老年医学雑誌45巻3号 第 25 回日本老年学会総会記録 〈シンポジウム:高齢者の性差とその対策〉「1.中高年男性における医学的問題点―その QOL の問題点を中心― 熊本 悦明」

▼こちら記事では、日本人のペニスの平均サイズついて詳しく紹介した記事になります。あわせてご覧ください。
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朝立ちしない原因とリスク

お年齢と朝立ちの関係を見て不安になっている方もいるでしょう。ここからは、朝立ちしない原因と背後に潜むリスクについて解説します。

原因

以前のように朝立ちしない場合はいくつかの原因が考えられます。

主な原因としてあげられるのがテストステロンの低下です。主な理由として、加齢の影響が考えられるでしょう。この点は、年齢と朝立ちの関係を考えるとわかるはずです。

同様に注意したい原因として、動脈硬化があげられます。動脈硬化は、何かの理由で動脈が弾力性を失った状態です。例えば、高血圧や糖尿病などの影響で進行することが考えられます。朝立ちしなくなる理由は、勃起に必要な血液を送り込めなくなるからです。動脈硬化のリスクは、生活習慣乱れや加齢により高くなります。

以上のほかでは、過度なストレスが原因になることもあります。心身に大きな負担がかかると副交感神経が上手く働かなくなるからです。また、ストレスの影響でホルモンバランスが乱れることも考えられます。

朝立ちしないリスク

朝立ちしない状態は、勃起障害の前兆と捉えられています。ペニスの動脈は非常に細いため動脈硬化の症状が現れやすいからです。進行すると肝心なときに勃起しなくなることも考えられます。

あるいは、男性更年期障害の症状として現れている可能性もあります。男性更年期障害は、テストステロンが低下することでさまざまな症状が現れている状態です。この場合も、放っておくと、勃起障害になる恐れがあります。

朝立ちのセルフチェック

目覚めたときに勃起していることがなくなった方は、次の方法で夜間勃起の有無を確認するとよいでしょう。

スタンプテスト

切手シートをペニスに巻き付けるテストです。実施の流れは次の通りです。

【スタンプテストの流れ】

  1. 1.切手シートと糊を用意する。
  2. 2.ペニスの周りの糊を塗って切手シートを貼り付ける。
  3. 3.2の状態で就寝する。
  4. 4.起床時に、切手シートのミシン目が切れているか確認する。

ミシン目が切れていれば、夜間勃起していたと考えられます。勃起でペニスが膨張すれば、切手のミシン目は簡単に切れます。

勃起硬度測定評価(EHS)

勃起時の硬さを評価するスケールです。スタンプテストのように夜間勃起の有無は確かめられませんが、勃起障害を簡易的に評価することはできます。硬さの目安は次の通りです。

グレード 目安
グレード1 こんにゃく
グレード2 みかん
グレード3 グレープフルーツ
グレード4 リンゴ

勃起してもみかんやこんにゃく程度の硬さにしかならない方は、勃起機能が低下している恐れがあります。ただし、硬さの評価だけで勃起障害といえるわけではありません。あくまでも簡易的な評価と理解しておくことが重要です。セルフチェックで問題を感じる方は何かの対策を講じましょう。

朝立ちしないときは「あかひげ薬局」にご相談ください

朝立ちについて詳しく解説しました。以前よりも頻度が低下している場合は、勃起障害のリスクが高まっている可能性があります。性生活に問題がなくても注意が必要といえるでしょう。性欲の減退をはじめとする変化を感じている方は、精力剤に特化した薬局として35年以上の歴史がある「あかひげ薬局」にご相談ください。お話をおうかがいしたうえで考えられる選択肢をご提案いたします。

[1][2][3][4][5][6]出典: 日本老年医学雑誌45巻3号 第 25 回日本老年学会総会記録 〈シンポジウム:高齢者の性差とその対策〉「1.中高年男性における医学的問題点―その QOL の問題点を中心― 熊本 悦明」

内原 茂樹 / Uchihara Shigeki

株式会社ワン・ツー創業者
あかひげ薬局創業者

<略歴>
芳香園製薬に入社し、各地支店長を歴任したのちに、独立。
1987年に愛知県名古屋市に精力剤専門店あかひげ薬局を創設。
数多くのTV・ラジオ番組に出演
「おとなの子守唄」「艶々ナイト」「今夜もハッスル」などに出演。

<主な著書>
「中高年のための気持ちいいセックス」(1997年10月、現代書林)
「誰にも聞けなかった精力剤完全ガイド」(2001年3月、現代書林)

<メディア>
・艶々ナイト(テレビ埼玉)
・今夜もハッスル(サンテレビ) 等

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